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監視カメラはアナログカメラとデジタルカメラのどちらが最適?

  • 監視カメラはアナログカメラとデジタルカメラのどちらが最適?

    監視カメラ

  • 2023.09.26

監視カメラの導入を検討するなかで、アナログカメラとデジタルカメラのどちらを選べばよいかわからない方もいるでしょう。それぞれにメリット・デメリットがあるため、一概にどちらの方が優れているとは言い切れません。

今回の記事では、アナログカメラとデジタルカメラの特徴、メリット・デメリットを解説します。それぞれが向いているシーンも紹介するので、検討する際の参考にしてください。

監視カメラの違い|アナログカメラとデジタルカメラ

アナログカメラとデジタルカメラの基本的な違いは、使用するケーブルの違いです。アナログは同軸ケーブルを使い、デジタルはLANケーブルを使います。

ケーブルの違いは、それぞれのカメラが録画した映像をレコーダーへ送信する際のデータの違いでもあります。画質や保存方法などさまざまな点でも違いが生じるため、それぞれに適した環境が必要です。

アナログカメラとデジタルカメラの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、目的に応じた製品を選ぶとよいでしょう。

なお、デジタルカメラはネットワークカメラやIPカメラとも呼ばれ、現在では監視カメラの主流となっています。

アナログカメラの特徴

監視カメラとして使用されるアナログカメラについて、特徴やメリット・デメリットを解説します。

アナログデータで情報伝達を行う

アナログカメラは、カメラで録画した映像をアナログデータでレコーダーまで伝達します。アナログデータはレコーダーでデジタルデータに変換され、記録されます。カメラ・レコーダー・モニターを接続するのは同軸ケーブルです。

近年では、アナログケーブルを使ってデジタルデータを伝送する「アナログハイビジョン」と呼ばれるハイブリッド規格も登場しています。

アナログカメラのメリット

アナログカメラのメリットは、主に次の3点です。

  • カメラが安価である
  • 映像の遅延が少ない
  • 取り扱いに専門知識が不要

それぞれ詳しく解説します。

1.カメラが安価である

アナログカメラはカメラ本体・ケーブルどちらも比較的安価なため、導入コストを抑えられます。そのため、予算が限られている場合や、できる限り費用を抑えて監視カメラを導入したい場合に向いているでしょう。

2.映像の遅延が少ない

アナログカメラは、録画した映像の伝送でコマ落ちするケースが少ないのも特徴です。コマ遅れやタイムラグも発生しないため、リアルタイムで映像を確認したい場合に向いています

また、ネットワークを介さずケーブルでカメラとレコーダーを接続するため、映像が安定しやすいのも大きなメリットです。

3.取り扱いに専門知識が不要

アナログカメラはカメラ・レコーダー・モニターを直接ケーブルで接続するため、特別な専門知識がなくても使用できます。デジタルカメラはある程度ネットワークに関する知識が必要で、故障や不具合が生じた場合、専門家に依頼するケースもあります。

アナログカメラのデメリット

アナログカメラのデメリットは、主に次の4点です。

  • 映像の質が低い
  • 設置のために工事が必要
  • 設置スペースが必要
  • データが劣化しやすい

それぞれの内容を詳しく解説します。

1.映像の質が低い

アナログカメラはアナログデータで情報伝達を行う関係で、デジタルデータに比べると画質が低くなる傾向があります。アナログデータをデジタルデータに変換する工程で、画質が低下するといわれています。

近年では、アナログフルハイビジョンなどの登場で画質は向上しているものの、デジタルと比べると劣るでしょう。

2.設置のために工事が必要

アナログカメラは、機器自体は安価な場合が多いものの、設置には工事が必要になるため、施工費用がかかります。カメラ・レコーダー・モニターをつなぐケーブルの設置工事に加え、カメラの近くに電源がない場合は電源工事も必要です。

1台ごとにケーブルが必要になるため、カメラの設置台数が増えるほど工事費用も高くなります

3.設置スペースが必要

アナログカメラは、カメラごとにレコーダーと電源への配線が必要です。屋外に設置する場合は配管に通す必要もあり、配置のためのスペースを確保する必要があります。

設置台数が増えるほどケーブル配線が複雑になり、スペースを圧迫しやすいでしょう。

4.データが劣化しやすい

アナログデータの画像は劣化しやすいといわれています。証拠や検証に監視カメラの映像を利用したい場合、劣化していると細部まで確認できず、信用性が下がる可能性があります。

デジタルカメラの特徴

監視カメラとして使用されるデジタルカメラについて、特徴やメリット・デメリットを解説します。

デジタルデータで情報伝達を行う

デジタルカメラは、カメラで録画した映像をデジタルデータでレコーダーやネットワークハブへ伝達します。カメラ・レコーダー・モニターはLANケーブルで接続するか、製品によっては無線LANの使用も可能です。

現在の監視カメラはデジタルが主流で、これから導入する場合、検討する製品はデジタルカメラが中心となるでしょう。

デジタルカメラのメリット

デジタルカメラのメリットは、主に次の3点です。

  • 画質が高く通信速度が速い
  • データが劣化しにくく長期保存が可能
  • 配線がシンプルで複雑な配線工事が不要

内容を詳しく解説します。

1.画質が高く通信速度が速い

デジタルカメラはアナログカメラと比べて画質が高く、より鮮明な映像を録画できます。100万画素以上の製品も多いです。

また、デジタルカメラで撮影するとノイズが発生しにくいため、細かなところまで確認できます。近年では、夜間でも車のナンバーを確認できるほど画質の良い製品も登場しました。

加えて、ネットワークで伝達するため送信速度が速い点もメリットです。

2.データが劣化しにくく長期保存が可能

デジタルカメラで録画した映像は、HDDやクラウドなどに保存されます。劣化が起こりにくいため、長期保存にも耐えられる保存方法です。

さらに、デジタルカメラの場合は、データを伝送する段階での画質劣化もほぼ起こらないといわれています。

3.配線がシンプルで複雑な設置工事が不要

デジタルカメラは機種によって1本のLANケーブルで通信と電源供給が行えるため、配信がシンプルです。無線LANでの接続が可能な製品であれば、内蔵バッテリーの併用でLANケーブルも不要です。設置に必要な工事費を抑えられ、増設しやすい点もメリットでしょう。

また、デジタルカメラは1台で広範囲を撮影できる製品もあります。アナログカメラに比べ、少ない設置台数で撮影したい範囲をカバーできるでしょう。

デジタルカメラのデメリット

デジタルカメラのデメリットは、次の3点です。

  • カメラ本体の費用が高額になりやすい
  • ネットワーク状況によってはうまく録画できないことがある
  • 取り扱いに専門知識が必要

内容を詳しく解説します。

1.カメラ本体の費用が高額になりやすい

デジタルカメラは画質が良く機能性が高い製品が多いため、本体費用が高額になりやすい点がデメリットです。

加えて、画質が良いと保存データの容量が大きくなり、レコーダーに録画できる時間が短くなります。保存媒体は容量が大きくなるほど価格が高くなるため、導入費用全体が高額になる可能性もあります。

しかし、デジタルカメラは1台で広範囲をカバーできるため、アナログカメラより設置台数を減らせるケースもあるでしょう。設置工事費を抑えられるため、導入費用そのものはアナログカメラと同程度になる可能性もあります。

2.ネットワーク状況によってはうまく録画できないことがある

デジタルカメラはネットワークを介してデータ伝達を行うため、通信状況によっては映像が乱れる・途切れる、録画できていないといったトラブルも起こり得ます。特に無線LANを使用する場合、LANケーブルに比べて回線状況が不安定になる可能性が高いです。

3.取り扱いに専門知識が必要

デジタルカメラは、ある程度ネットワークに関する専門知識が求められます。ケーブルを接続すれば使用できるわけではなく、IPアドレスの設定といった初期設定が必要になるためです。

また、不正アクセスや情報漏えいといったサイバー攻撃のリスクを考慮し、セキュリティ対策も必須で、適切な運用のための知識も必要です。

クラウドデータに保存すれば、暗号化された状態で通信を行うため、情報漏えいの危険性は低くなるでしょう。社内での適切な対応が難しい場合は、メーカーや専門業者に依頼すると安心です。

それぞれのカメラが向いているシーンは?

アナログカメラ・デジタルカメラの特徴を踏まえ、それぞれが向いているシーンを解説します。

アナログカメラが向いているシーン

アナログカメラの特性を踏まえると、向いているのは小規模な範囲の撮影・監視です。複数のカメラがなくてもカバーでき、多少画質が荒くても24時間撮影したい場所がよいでしょう。例としては、一般家庭の玄関・マンションやビルのエントランス・駐車場や駐輪場などです。

また、画質は落ちても安い費用で監視カメラを導入したい場合にも向いています。

デジタルカメラが向いているシーン

デジタルカメラは高画質で細かな部分まで確認できるため、犯罪やトラブルの証拠に映像を利用したい場合の撮影に向いています。例としては、オフィスやコンビニエンスストア・飲食店などです。

画像が粗いと肝心な部分を確認できない可能性があるため、どれほど鮮明に撮影できればよいかを検討したうえで製品を選ぶとよいでしょう。なお、音声も残せるタイプであれば、より明確な状況検証が可能です。

また、ネットワークに接続すればパソコンやスマートフォン、タブレットから時間・場所を選ばず映像を確認できます。カメラの向きやズームなどを、パソコンや専用のコントローラーを使って操作できる製品もあります。遠隔地からの見守り・監視・モニタリングにも向いているでしょう。

監視カメラは設置目的で選ぼう

監視カメラを設置する場合、目的によってアナログカメラを選ぶべきか、デジタルカメラを選ぶべきかが異なります。設置目的を明確にしたうえで製品選びを行うようにしましょう。

また、今後設置台数を増やす予定があるかどうかでも、向いているカメラは異なります。そのため、今後の予定も検討項目に加えると安心です。

必要以上にハイスペックな製品を選ばなければ、導入費用を抑えられます。製品選びが難しい場合は、メーカーや専門業者へ相談するのがおすすめです。設置場所の条件や目的・予算に応じて、最適な製品を提案してくれるでしょう。

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Q&A

Q.アナログカメラとデジタルカメラの違いは何ですか?

A.主な違いは使用するケーブルにあります。アナログカメラは同軸ケーブル、デジタルカメラはLANケーブルを使用します。

Q.デジタルカメラのメリットは何ですか?

A.主に画質の高さ・通信速度の速さ・データの劣化しにくさ・配線のシンプルさが挙げられます。

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