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監視カメラにはネットワークカメラがおすすめ!メリットや選び方は?

  • 監視カメラにはネットワークカメラがおすすめ!メリットや選び方は?

    監視カメラ

  • 2023.09.15

近年、監視カメラとしてネットワークカメラを利用する方が増えています。ネットワークカメラは高機能で利便性が高いため監視カメラとしておすすめですが、特徴やメリットについて詳しく知りたい方もいるのではないでしょうか。

本記事では、監視カメラにネットワークカメラがおすすめな理由を詳しく解説します。ネットワークカメラの特徴選び方のポイントなどを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ネットワークカメラの特徴とは?Webカメラとの違い

ネットワークカメラとは、インターネットに接続できるデジタルビデオカメラのことです。コンピュータが内蔵されているカメラで本体がIPアドレスを持っているため、IPカメラとも呼ばれています。

ネットワークカメラの特徴は、撮影した映像をインターネット経由で転送したり保存したりできる点です。

また、ネットワークカメラと間違われやすいものにWebカメラがありますが、ネットワークカメラとは種類が異なります。Webカメラはコンピュータが内蔵されておらず、パソコンに接続して利用するタイプのカメラのため、購入時に注意しましょう。

インターネット経由で遠隔操作できる

ネットワークカメラはインターネット経由で遠隔操作が可能です。パソコンやスマートフォン・タブレットなどを使ってどこからでもコントロールできます。外出先からリアルタイムで映像を確認したい場合に便利です。

また、離れた場所からカメラの映像を確認できるため、防犯対策としてだけでなく、ペットや経過観察が必要な方などの見守りに利用されるケースも増えています。

用途に合わせて録画形式と電源供給方法を選べる

ネットワークカメラには録画方式電源供給方法が3つずつあります。コストやカメラの設置場所に合わせて最適なものを選ぶため、それぞれの特徴を詳しく確認しましょう。

録画形式

録画形式は以下の3つで、メンテナンスの有無やコストに違いがあります。

クラウド録画クラウド上に映像データを保存する形式
サーバー録画専用サーバーに保存する形式
NAS(ネットワークHDD)録画ネットワーク経由で保存する形式

クラウド録画の場合は、クラウドサービスを利用してデータをクラウド上に保存できます。クラウドサービスを利用するためのコストはかかりますが、メンテナンス不要で利用しやすい録画方式です。サーバ録画は専用のサーバにデータを保存する方式で、メンテナンスが必要です。

また、NASはネットワーク・アタッチド・ストレージの略称で、ネットワークに接続してデータ保存ができる記憶装置を指します。メンテナンスが必要ですが、複数のHDDに同時にデータを保存できます。

電源供給方法

電源供給方法には以下の3つがあり、カメラの設置場所によって利用できる電源供給方法が変わります。

ACアダプターコンセントにACアダプターを接続し電源供給をする方法
PoE(Power over Ethernet)LANケーブルから電源供給をする方法
バッテリー内蔵されたバッテリーで電源供給をする方法

ネットワークカメラにはPoEを利用できる製品が多く、LANケーブル1本で設置できます。複雑な配線工事が不要なため工費のコストカットが可能で、スムーズに導入しやすいのが特徴です。

また、バッテリーが内蔵されているカメラも電源不要で利用できるため、電源を確保できない場所で便利です。バッテリー切れへの不安や交換の手間が負担になる場合は、ACアダプターかPoEを利用できる製品を選びましょう。

ネットワークカメラのタイプごとの特徴

ネットワークカメラは、形の違いによって3つのタイプに分けられます。設置場所によって最適なタイプが変わるため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

ここでは、タイプごとの特徴と導入効果について解説します。カメラの大きさや撮影範囲に注目しましょう。

箱型で存在感があるボックス型

ボックス型は長四角で大型のデザインが特徴的です。壁や柱などに設置可能な箱型の監視カメラで、一般的な監視カメラとして広く普及しています。

ボックス型には大型の製品が多く存在感があるため、設置するだけで犯罪抑止効果が得られるでしょう。一定方向の監視に向いており、広範囲を監視したい場所では複数台設置して利用されるケースもあります。

屋外での使用に向いているバレット型

バレット型はボックス型と形が似ていますが、ハウジングと呼ばれる保護ケースが付いているタイプです。保護ケースがあるため雨やほこりなどの汚れに強く、屋外で使いやすいカメラです。

デザインは長四角タイプや円筒タイプがあり、ボックス型よりも小さめの製品も多いですが、ボックス型と同様に視界に入りやすいため犯罪抑止効果が期待できます。

広範囲を監視できるドーム型

ドーム型は半球型で照明に似た形をしており、壁や天井に取り付けて利用するタイプです。屋内で利用されるケースが多く、小型で圧迫感のないデザインが特徴です。

また、ボックス型やバレット型よりも広範囲を撮影でき、死角が少ないカメラといえます。外側から見てもレンズの向きや撮影範囲がわかりにくいため、不審者へのけん制に効果があります。

監視カメラにネットワークカメラを利用するメリット3選

ここでは、ネットワークカメラの3つのメリットを詳しく解説します。ネットワークカメラはアナログカメラよりもメリットが多いため、利用しやすい監視カメラを探している方はぜひ参考にしてください。

メリット1.鮮明な映像を撮影できる

ネットワークカメラは、アナログカメラよりも高画質な映像を撮影できるため、鮮明な映像を保存できます。カメラの性能に左右されますが、細かな部分まで映像で確認できる点がメリットです。

例えば、画素数が高いカメラを利用すると、映っている人物の顔や細かな文字などを確認しやすくなります。犯罪の証拠を見つけたり、現場状況を確認したりする際には鮮明な映像が役立つでしょう。

メリット2.設置が簡単で導入しやすい

従来の監視カメラは、電源に接続できない場所に設置できないケースがありました。一方で、ネットワークカメラにはLANケーブル1本で接続できる製品があるため、カメラを設置できる場所の幅が広がり、導入しやすいのがメリットです。

また、設置工事が不要な製品も多いため導入までの流れもスムーズです。工事にかかるコストをカットしつつ簡単に導入できます。

メリット3.複数の場所のカメラを一括管理できる

階数や部屋数が多い建物に監視カメラを導入する場合は、複数の場所にカメラを設置する必要があります。ネットワークカメラは、複数の場所に設置されたカメラを一括管理できるため、利用しやすい点がメリットです。

パソコン1台で複数の監視カメラを管理でき、リアルタイムで見たい場所の監視映像をチェックできます。複数の監視カメラを運用したい方は、管理が簡単なネットワークカメラを選びましょう。

ネットワークカメラの導入前にチェックすべきデメリット3選

ネットワークカメラは設置が簡単なため導入しやすいカメラです。しかし、インターネットを経由しているからこそ生じるデメリットもあるため、導入前にチェックしましょう。

また、製品によってはコストがかかる場合があります。運用中に注意が必要な点もあり、詳しく確認しましょう。

デメリット1.導入コスト・ランニングコストが高い

ネットワークカメラには高機能な製品が多いため、アナログカメラと比較すると導入コストが高い傾向があります。また、クラウドサービスを利用する場合は利用料が発生するため、ランニングコストがかかる点にも注意が必要です。

多機能な製品は、便利で利用しやすいですがコストも高くなりがちです。コストが気になる場合は必要な機能を絞って製品選びをしましょう。

デメリット2.通信環境によっては映像が乱れる可能性がある

ネットワークカメラで録画した映像は、インターネット経由でいつでも確認できます。しかし、通信環境が悪い場所にカメラを設置してしまうと、ネットワークの状況によって映像が乱れたり途切れたりする点がデメリットです。

高画質な監視カメラを設置しても、データ確認中に映像が乱れてしまうと正確な監視ができません。映像の確認やカメラの遠隔操作を行う場合は、通信環境に注意しましょう。

デメリット3.ハッキングされるリスクがある

ネットワークカメラはインターネットに接続されているため、セキュリティ対策がされていない場合は情報漏洩のリスクがあります。ハッキングを受け、カメラで撮影されたデータが外部に漏洩した場合は、プライバシー保護の観点からトラブルに発展する可能性もあります。

ネットワーク経由で監視カメラのデータを保存する場合は、データを守るためのセキュリティ対策が必須です。

監視カメラとしてネットワークカメラを選ぶ際のポイント

ここでは、ネットワークカメラの選び方を紹介します。まずは、監視カメラを設置する目的を明確にし、カメラの設置場所や利用シーンに合う機能を選びましょう。

ネットワークカメラは製品によってさまざまな機能がありますが、まず設置場所の環境や必要なセキュリティレベルを明確にしておくとスムーズな製品選びができます。

ポイント1.設置場所で選ぶ

監視カメラを選ぶ際は、設置場所の環境を明確にしましょう。監視カメラの設置場所が屋内か屋外かで選ぶ製品が異なります。特に屋外に設置する場合は、防水や防塵機能付きのカメラが必要です。

また、屋内屋外問わず夜間も撮影したい場合は、赤外線を利用した暗視機能付きのカメラが便利です。カメラを設置する場所の環境変化を考慮したうえで、適応できる製品を選びましょう。

ポイント2.機能で選ぶ

ネットワークカメラにはさまざまな機能があります。監視カメラの設置目的に合わせ、役立つ機能が備わった製品を選びましょう。セキュリティレベルによってカメラに必要な機能が変わります

例えば、動体検知機能があるカメラであれば、不審者の侵入やトラブルにリアルタイムで気付きやすくなります。また、広範囲を監視したい場合はカメラの向きや角度を調節できる機能があると便利です。ほかにも、マイクで通話ができる機能などがあるため、利用シーンをイメージして機能を選びましょう

監視カメラの用途に合わせて利用しやすいネットワークカメラを選ぼう

ネットワークカメラは、遠隔操作でリアルタイムの監視をしたい場合や、複数の場所のカメラを一括管理したい場合におすすめです。監視カメラの用途や設置場所に合わせて機能や録画方式などを選べます。

数多くの製品の中から最適なカメラを選ぶためには、設置場所の環境を把握し必要な機能を明確にしてから利用しやすいカメラを選んでください。

アートが手掛けるセキュリティブランド「ZENESQUE(ゼネスク)」では、高性能ネットワークカメラや大容量ネットワークビデオレコーダーをご用意しておりますので、ぜひご確認ください。

Q&A

Q:ネットワークカメラのメリットは何ですか?

A:ネットワークカメラは簡単に設置できるため導入しやすく、リアルタイムで鮮明な映像を確認できるのがメリットです。複数の場所に設置した場合も一括管理できます。

Q:ネットワークカメラはどのように選べばよいですか?

A:ネットワークカメラを選ぶ際は、監視カメラを設置したい場所の環境に合わせて適切な機能を備えた製品を選びましょう。

アートのネットワークカメラ&レコーダー

  • ポイント1

    明るさにかかわらず鮮明な映像を残せる高解像度のネットワークカメラ

    ポイント2

    複数のネットワークカメラと接続可能な大容量ネットワークビデオレコーダー

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