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顔認証とテンキーシステムを徹底比較!メリット・デメリットや費用を解説

  • 顔認証とテンキーシステムを徹底比較!メリット・デメリットや費用を解説

    テンキーシステム

  • 2023.05.5

建物のセキュリティ対策や入退室管理には、さまざまな認証システムが利用されています。その中でも、物理的な鍵を使わずに利用できるのが、顔認証システムやテンキーシステムです。鍵を持ち歩かずに済むため、盗難などで不正利用されるリスクを最小限に抑えられます。

本記事では、顔認証システムとテンキーシステムを比較し、それぞれのメリットとデメリットを解説します。どちらの認証システムを選ぶべきか迷っている方は、本記事を参考にして最適なシステムを選んでください。また、それぞれの導入コストの比較もチェックしましょう。

「顔認証」と「テンキー」の違いは?

顔認証システムとテンキーシステムは、どちらも物理的な鍵が不要な認証システムです。

顔認証システムは、目・鼻・口などの顔の特徴をデータ化し、“鍵”として認証に利用します。顔を認証すると瞬時に解錠でき、スムーズに利用できるのが特徴です。また、悪用されにくいため、高いセキュリティ効果を発揮するシステムでもあります。

テンキーシステムは、0〜9の番号を暗証番号として設定し、解錠時に手動で入力するシステムです。比較的安価で導入できるため、複数箇所に設置する場合も低コストで導入可能なシステムです。しかし、暗証番号の漏洩リスクがあるため、注意して利用しなければならないシステムでもあります。

顔認証システムのメリットとデメリット

顔認証システムのメリットとデメリットをご紹介します。顔認証システムを導入すると高いセキュリティ効果を得られますが、製品を選ぶ際には注意すべき点があります。

顔認証システムのメリットを活かして利用するために、事前にしっかりとデメリットをチェックし、最適な製品選びをしましょう。

セキュリティレベルが高い

顔認証システムの大きなメリットは、導入によってセキュリティレベルを底上げできる点です。顔認証システムでは、個人の顔の特徴をデータ化し“鍵”として利用するため、他人によるなりすましがほぼ不可能です。

そのため、高いセキュリティレベルの構築が可能であり、部外者の立ち入りを禁止したい場所や、情報漏洩が心配な場所などでの活用に適しています。また、物理的な鍵や暗証番号の管理が必要なく、紛失や盗難のリスクがない点もメリットです。

非接触でスピーディーに利用できる

顔認証では、カメラに顔をかざすだけで認証が完了するため、非接触でスピーディーに入退室ができるのがメリットです。デバイスの操作や鍵の出し入れが不要で、両手が塞がっていてもストレスなく利用できます。そのため、大人数が利用し、混雑する場所でもスムーズな運用が可能です。

また、非接触認証のため、感染症対策としても利用できます。多くの人物が出入りし、接触感染のような感染リスクが高い建物に導入する場合も、効果的に運用可能です。顔認証システムは、感染症対策を兼ね備えたセキュリティ対策ができます。

顔認証の精度は製品ごとに違う

顔の認証精度は高く、正確に認証できる製品が多数ですが、製品によって認証精度が異なる点に注意しましょう。ストレスなくスムーズに利用するためには、設置場所に適した製品を選ぶ必要があります。間違った製品を導入するとうまく認証されず、何度も認証をやり直したり、ストレスを感じたりする可能性があるでしょう。

例えば、認証精度が低い製品の場合は、明るさや暗さの影響で顔が認証できなかったり、眼鏡やマスクを着用すると認証できなかったりする場合があります。そのため、製品選びの前に、設置場所の環境や利用シーンを確認しましょう。

テンキーシステムのメリットとデメリット

テンキーシステムのメリットとデメリットをご紹介します。テンキーシステムは顔認証システムよりも安価で導入しやすい特徴がありますが、セキュリティ面では顔認証システムに劣る点もあります。

導入しやすく、利用方法も簡単なテンキーシステムですが、利用する前にどのようなリスクがあるかをチェックしましょう。

安価で利用しやすい

テンキーシステムは、ほかの認証システムと比較すると、設置費用や工事費用が安く、安価で導入しやすい点がメリットです。導入しやすさから、企業の建物だけでなく一般的なマンションなどでも導入が進んでおり、広く普及しています。

また、テンキーシステムは物理的な鍵が不要なため、カードキーのように鍵の発行や管理にコストがかかりません。セキュリティ対策が必要な部屋数が多く、導入コストがネックになる場合は、安価で利用しやすいシステムです。

暗証番号の設定が簡単にできる

テンキーシステムは、暗証番号を設定するだけで利用できます。暗証番号の変更も簡単なため、運用中は状況に応じて暗証番号を変更しながら利用を続けられる点がメリットです。

例えば、オフィスでの利用で退職者が出るなどして、暗証番号の変更が必要になった際には、暗証番号の変更と利用者への周知が完了すればスムーズに利用できます。また、部屋ごとに暗証番号を設定し、セキュリティレベルに応じて入退室者を制限する方法もあります。

暗証番号を忘れるリスクや漏洩のリスクがある

テンキーシステムの利用中は、暗証番号の入力を誰かに見られていたり、利用者の誰かが暗証番号を漏洩させたりするリスクが伴います。そのため、テンキーシステムのセキュリティレベルは高いとはいえず、リスク対策をしながら利用する必要があります。

また、設定した暗証番号を忘れてしまうと解錠できない点にも注意しましょう。暗証番号の桁数が多く、覚えにくい場合にはメモを取るなどの対策が必要です。暗証番号をメモする場合も、盗難や紛失に注意して利用しなければなりません。さらに、セキュリティ対策を強化するためには、定期的に暗証番号を変更する必要もあります。

顔認証システムとテンキーシステムの導入コストを比較!

顔認証システムとテンキーシステムは、セキュリティ面だけでなく導入コストにも大きな違いがあります。顔認証システムは導入コストが高くなりやすく、テンキーシステムは安価で導入できる点が特徴です。

また、最近では電気錠制御盤に接続するタイプの安価な顔認証システムもあります。それぞれのシステムの導入コストについてみていきましょう。

顔認証システムの導入コスト

顔認証システムの場合は、入退室の記録を利用するかどうかで導入コストが変わります。そのため、まずは顔認証システムをどのように利用するかを決めてから、コストの割り出しを行いましょう。

顔認証システムは、入退室の記録無しの場合の導入コストが50万円前後となっています。入退室管理システムと連携した場合は、100万円前後のコストがかかる場合が多いのが特徴です。

また、電気錠制御盤に接続するタイプの顔認証システムの場合は、安価で導入できるケースがあります。

テンキーシステムの導入コスト

テンキーシステムの設置にかかる費用は、工事費込みで25万円前後です。配線や設置の工事、錠前の交換工事を含めても安価なため、低コストでセキュリティ対策をしたい場合は

導入しやすいシステムだといえるでしょう。

また、低コストなため建物の複数箇所に設置したい場合も、まとめて導入しやすい点がメリットです。高度なセキュリティが必要ない場所は、低コストで利用しやすいシステムとなっています。

「顔認証」と「テンキー」はどっちがおすすめ?

顔認証システムとテンキーシステムを比較すると、セキュリティ面と導入コストに大きな違いがあります。どちらのシステムを選ぶか迷っている場合は、まずは必要なセキュリティレベルを確認しましょう。どの程度のセキュリティ対策が必要かがわかれば、適切な認証システムが見つかります。

システムの導入コストが気になる場合は、安価なテンキーシステムを利用する方法もあります。しかし、セキュリティ対策として認証システムを導入する場合は、よりセキュリティ効果が高い顔認証システムの導入がおすすめです。使いやすく、安心感を持って利用できるシステムを選びましょう。

アートの顔認証デバイス「EASY FACE」

ここでは、アートの顔認証デバイス「EASY FACE」をご紹介します。「EASY FACE」は顔認証精度が高く、スピーディーな認証ができ、スムーズに電気錠の解錠を行うデバイスです。

また、顔認証だけでなくカード認証も可能なため、必要に応じて認証方法を選べるのが特徴です。本体のタッチパネルでデータの登録や設定が簡単にでき、複数箇所への導入もしやすい製品となっています。「EASY FACE」の性能を詳しくみていきましょう。

「EASY FACE」のポイント

「EASY FACE」は顔の認証精度が99%以上となっており、正確な認証が可能です。また、認証は0.2秒以内に完了するため、混雑する場所でもスピーディーに利用できます。さらに、マスクをつけたままでも認証可能です。感染症対策が必要な建物にも安心して導入できます。

「EASY FACE」は本体のカメラを使い、簡単に顔のデータを登録できるのが特徴です。最大1,500件のデータを登録できるため、多くの人物が利用する建物での利用に適しています。また、登録データの転送も簡単にできるため、複数箇所に設置する場合もスムーズに導入できます。

「EASY FACE」の導入コストはテンキーシステムと同等となっており、安価で導入できる点が魅力です。電気制御盤と直接つなぐため、システム構築が不要で初期コストが安い点が特徴となっています。テンキーシステムと同等の導入コストでありながら、顔認証によって高いセキュリティ対策を可能にする製品です。

「顔認証」か「テンキー」かはセキュリティレベルに応じて選ぼう!

顔認証システムかテンキーシステムかで迷う場合は、設置場所にどの程度のセキュリティレベルが必要かを確認しましょう。そのうえで、それぞれのシステムのメリットとデメリットを把握し、使いやすいものを選んでください。

高いセキュリティ対策ができる顔認証システムは、導入コストも高くなりがちです。しかし、「EASY FACE」のように安価で利用できる製品もあります。テンキーシステムと同等の費用で簡単に導入できるため、コスト面が気になる場合はぜひご検討ください。

Q&A

Q:顔認証システムとテンキーシステムは導入コストに差がありますか?

A:テンキーシステムは比較的安価で導入でき、工事費込みで25万円前後の費用がかかります。顔認証システムは高性能なシステムのため導入コストが高くなりやすい傾向です。入退室の記録無しの場合で50万円前後、入退室管理システムと連携した場合では100万円前後のコストがかかります。

Q:顔認証システムとテンキーシステムではどちらがおすすめですか?

A:高いセキュリティ対策をしたい場合は、顔認証システムがおすすめです。安価で導入できるテンキーシステムは、暗証番号の漏洩リスクがあり、セキュリティに脆弱性があります。

アートの顔認証デバイス「EASY FACE」

  • ポイント1

    顔の認証精度が99%以上

    ポイント2

    0.2秒以内に認証するスピード感

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