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セキュリティゲートの仕組みは?ゲートの種類と導入メリットも解説!

  • セキュリティゲートの仕組みは?ゲートの種類と導入メリットも解説!

    セキュリティゲート

  • 2023.02.3

セキュリティゲート

防犯対策として、オフィスのエントランスなどにセキュリティゲートを導入する企業が増えています。しかし、セキュリティゲートの仕組みがわからないままでは、導入後のイメージが掴みにくいのではないでしょうか。「導入後はどんな効果があるの?」と不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、セキュリティゲートの仕組みや種類について解説します。導入メリット注意点を参考に、自社に合うセキュリティゲートを探してみましょう。

セキュリティゲートの仕組み

セキュリティゲートをエントランスなどに設置すると、不審者や関係者以外の人物の侵入を防いだり、社員の入退室管理に利用したりできます。セキュリティゲートには認証システムが導入されており、システムに登録済みの人物のみが出入りできる仕組みが搭載されています。認証方法として、ICカードや生体認証などが利用可能です。

また、セキュリティゲートの種類や製品の性能によりますが、ゲートの開閉速度は速く、認証時には1秒以下でゲートが解放される製品もあります。そのため、例えば通勤時で通行者が多い場合でも、時間をかけずにスムーズな通行が可能です。

また、2名以上が同時にゲートを通ってしまう「共連れ」を防ぐ性能があるため、関係者以外の通行を制限したい場所の利用に適しています。

セキュリティゲートの種類

駅の改札

セキュリティゲートの種類は大きく分けて2つあり、構造の違いによってフラッパー式アーム式に分類されます。セキュリティゲートを導入する際は、設置場所や利用シーンを考慮して適した種類を選びましょう。

ここでは、フラッパー式とアーム式のセキュリティゲートの特徴を解説します。認証時の処理速度どのような場所に適しているかなどをチェックしましょう。

フラッパーが付いているフラッパー式

フラッパー式のセキュリティゲートは、フラッパーと呼ばれる板状の開閉部が付いているタイプです。ゲートの通行幅によって、フラッパーが1枚のものと両開きのものがあります。身近にあるものでは、駅で利用されている自動改札機が例に挙げられます。

フラッパー式のセキュリティゲートは、フラッパーの開閉速度が速く、1分間に45〜60人程度の人物が通行できます。そのため、駅のように混雑する場所での利用に適しているタイプです。通行者が多い場合でも、スムーズに次々と通行できるのが特徴です。

アームが回転するアーム式

アーム式のセキュリティゲートは、回転するアームに沿って通行するタイプです。アームはバーのようになっていたり、三又に分かれていたりする製品があります。アームの回転時間があるため、フラッパー式のようにスピーディーな認証はできません。

アーム式は1人ずつ確実に認証したい場所に適しており、公共施設や遊園地、建設現場やスタジアムなどで利用されています。また、アームを人力で回転させるのは難しいため、不正なゲート通過を防げる点が特徴です。

セキュリティゲートの導入メリット

メリット

セキュリティゲートの導入で得られるメリットを2つご紹介します。セキュリティゲートの導入はセキュリティ対策だけでなく、警備コストの削減にもつながるのがポイントです。

セキュリティゲートを導入した後にどのようなメリットがあるかをチェックし、運用後の利用イメージを明確にしましょう。

人件費を削減できる

高度なセキュリティが求められる場所では、警備員が配置されているケースが多いのではないでしょうか。セキュリティゲートを導入すると、警備コストを抑えつつ、セキュリティ対策を強化できます。

セキュリティゲートを設置した場所では、警備員の配置が不要になるため、人件費のコストカットが可能です。製品導入時にコストはかかりますが、継続して発生する警備員の人件費をカットできる点はメリットです。

セキュリティ強化につながる

セキュリティゲートは、認証システムに登録されている人物しか通れないため、セキュリティ強化につながります。不特定多数の人物が出入りできるエントランスなどに設置すると、出入りする人物を限定できる点が大きなメリットです。

また、不審者や部外者の侵入を防げるだけでなく、内部からの情報漏洩リスクにも備えられます。認証システムにより、誰がゲートを通過したかを把握できるため、例えば建物の内部にいる人物が不正なデータ持ち出しなどを行った場合に気づきやすくなるでしょう。

セキュリティゲートの注意点

注意点

セキュリティゲートを運用する際の注意点について解説します。セキュリティゲートを設置していても、セキュリティは万全ではない点に注意しましょう。

セキュリティゲートは停電に弱い特徴があります。また、対策が不十分な場合は防犯性が低くなってしまう点に注意が必要です。セキュリティゲート運用中のリスクに備えるため、それぞれの注意点を詳しくチェックしましょう。

停電時に使えなくなる

セキュリティゲートは運用に電力を必要とするため、停電時には利用できない点に注意が必要です。そのため、停電が起きた場合にどのように対処するかについて事前に検討しておきましょう。

発電機などがあり、非常用電源が利用できる環境であれば、災害時でもセキュリティゲートを利用できる可能性があります。しかし、停電が長引いてしまった場合には対策が必要です。例えば、臨時措置として警備員を配置するなどの方法が考えられます。

防犯対策として不十分な場合がある

セキュリティゲートの導入はセキュリティ強化に繋がりますが、使い方によっては防犯対策として不十分な場合がある点に注意しましょう。例えば、認証にカードキーを利用している場合です。ICカードの貸し借りや盗難による、他人のなりすましが起こる可能性があります。

そのため、他人が不正利用できる認証方法を使用する際は、セキュリティゲートを通過した人物が本人かわからない可能性があります。防犯性を高めるためには対策が必要です。

セキュリティゲートの防犯性を高める方法は?

天井の監視カメラ

セキュリティゲートの導入だけでは、不正なゲート通過を完全に防げない可能性があります。そのため、セキュリティゲートに加えて、ほかのセキュリティ対策を組み合わせて利用するのがおすすめです。

セキュリティを強化する方法には、監視カメラ生体認証などを導入する方法があります。認証された人物が本人を断定できる認証方法を利用しましょう。

監視カメラを設置する

「セキュリティゲートだけでは不安」と感じる場合には、セキュリティゲートの設置場所に監視カメラも設置するのがおすすめです。セキュリティゲートの通行者を映像でチェックできるため、より高いセキュリティ効果が期待できます。

また、監視カメラの映像を録画しておくと、セキュリティゲート付近でトラブルが起きた場合に確認しやすくなります。録画した映像で現場の状況を遡ってチェックできるため、過去のトラブルにも対処しやすい点がメリットです。

生体認証と組み合わせて使う

セキュリティゲートにICカードを利用する場合は、ICカードの盗難や貸し借りによる不正使用が起こる可能性があるため、ほかの認証方法を組み合わせて利用すると安心です。より高いセキュリティレベルを実現するためには、顔認証のように本人しか利用できない生体認証を活用しましょう。

生体認証は、本人の体の一部を認証に利用するため、他人によるなりすましが起こりにくい点が特徴です。また、鍵の盗難や紛失のリスクがなく、利用者と管理者の双方がストレスなく利用できる点もメリットです。

アートのセキュリティゲート

アートが提供するセキュリティゲート「ゼネゲート」「ゼネポール」についてご紹介します。アートのセキュリティゲートは、コンパクトな設計となっているため、設置場所が狭い場合でも導入できるのが特徴です。

また、多彩なカードリーダーに対応しており、非接触ICカードや顔認証などを利用できます。セキュリティレベルや利用目的によって、使いやすい認証方法を選択可能です。また、どちらのゲートも1分間に45人程度の処理能力があり、混雑するエントランスでの利用にも適しています。

オープンデザインの「ゼネゲート」

ゼネゲートは、開放感があるオープンデザインが特徴です。洗練された設計のため、圧迫感を感じないデザインとなっています。また、他社同等品よりも軽く、重量が50kgの軽量設計です。そのため、重いものを乗せられない場所にも設置しやすいでしょう。

ゼネゲートの標準サイズは通路幅が600mm幅となっていますが、900mm幅の製品もご用意できます。900mm幅は、車椅子の方がスムーズに通行できる広さがあります。必要に応じて利用しやすいサイズの製品を選択可能です。

ポール型の「ゼネポール」

ゼネポールはポール型のコンパクトな設計となっているため、設置場所が狭い場合でも導入しやすい製品です。標準サイズは通路幅640mm幅となっています。ゼネポールは、フラッパーが1枚の構造ですが、2台設置すると両開きゲートとしても利用できます。

また、本体は27kgの軽量設計のため、持ち運びがしやすい設計です。例えば、イベントなどで一時的にセキュリティゲートを導入したい場合に利用しやすいタイプとなっています。

セキュリティゲートの仕組みや種類を把握して最適な製品の導入を!

セキュリティイメージ

認証システムを利用したセキュリティゲートを導入すると、建物のセキュリティレベルを底上げできます。不正なゲート通過を防止できるため、情報漏洩などのリスク対策として最適です。

セキュリティゲートの種類によって認証時の処理能力が違ったり、製品によってサイズが変わったりするため、製品を探す際はスムーズに利用しやすいものを選びましょう。また、セキュリティゲート運用中の注意点を押さえて、しっかりとセキュリティ対策ができるように検討しておくのも大切です。

Q&A

Q:セキュリティゲートにはどんな種類がありますか?

A:フラッパー式やアーム式があります。設置場所に応じて、利用しやすい種類のセキュリティゲートを導入しましょう。

Q:セキュリティゲートの認証方法にはどんなものがありますか?

A:ICカードや生体認証が利用できます。より高いセキュリティ対策を実施したい場合には、なりすましが防止できる生体認証がおすすめです。

ZENESQUE セキュリティゲート

  • ポイント1

    「ゼネゲート」はシンプルで開放的なオープンデザイン

    ポイント2

    「ゼネポール」は持ち運びしやすいコンパクト設計

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