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スマートロックで無人内覧が可能に!無人内覧のメリットを詳しく解説

  • スマートロックで無人内覧が可能に!無人内覧のメリットを詳しく解説

    スマートロック

  • 2023.03.14

メゾネットマンション

近年、不動産業界では賃貸物件やモデルルームなどの内覧を無人化する動きが加速しています。無人内覧とは、スマートフォンやICカードを利用したスマートロックを導入し、スタッフがいない状態で利用者が内覧できるサービスです。物件の管理者と利用者の双方にメリットがあるため人気のサービスとなっています。

本記事では、スマートロックを使った無人内覧についてご紹介し、管理者側と利用者側の目線に立ってメリットを解説します。スマートロックの導入を迷っている方、無人内覧を実践したい方はぜひ参考にしてください。また、スマートロックの導入には注意点もあるため、導入前にチェックしましょう。

スマートロックとは

アリゲートロック

スマートロックは、ICカード・スマートフォンなどを使って解錠するシステムです。また、オートロック機能付きのスマートロックを利用すると、鍵の閉め忘れを防止できる点も特徴です。利便性が高いため、一般住宅からオフィスまでさまざまな場所で導入が進んでいます。

例えば、スマートフォンを使用する場合には、専用アプリをインストールしてスマートロックを解除するなど、手軽に施解錠のコントロールができます。また、ICカードを利用してスマートロックを利用する際は、社員証や交通系ICカードなどを利用できる製品もあります。さらに、不正利用の可能性が低い生体認証を利用するとより高いセキュリティの構築が可能です。

スマートロックのメリット・デメリット

メリットとデメリット

スマートロックは、管理者の業務負担を軽減できる点がメリットです。スマートロックを導入するとセキュリティ強化に加えて、業務の効率化が見込めます。しかし、選んだ解錠方法や設置場所の状況によっては注意が必要です。スマートロックを導入する際は、デメリットを把握したうえで運用しましょう。

遠隔操作で複数箇所を管理できる

スマートロックは遠隔操作ができるだけでなく、複数箇所の扉の施解錠を一括で管理できます。離れた場所からでも施解錠の状況をチェックできるため、セキュリティ対策の強化につながります。例えば、オートロック機能がついていない製品を導入した場合に鍵の閉め忘れが起きたとしても、遠隔操作で対処可能です。

また、スマートロックの利用者がスマートフォンやICカードを忘れてしまい、解錠できない場合も管理者が離れた場所からサポートできます。部外者の侵入をしっかりと防ぎつつ、状況に応じて複数箇所の扉の施解錠をコントロールできる点がメリットです。

入退室の記録ができる

スマートロックの製品の中には、入退室管理システムと連携できるものがあります。そのため、オフィスや工場などではスマートロックと入退室管理システム、勤怠管理システムなどを連携させて活用しているケースが増えています。

入退室管理システムを利用すると、誰が扉を解錠したか、いつ出入りしたかなどの記録が可能です。そのため、複数の人物が出入りする場所で、入退室者の状況を把握したい時に便利なシステムとなっています。入退室者の状況把握は、盗難や情報漏洩などを防ぐためのセキュリティ対策として利用できます。

スマートフォンの電池が切れると入退室できない

スマートロックを解錠する際にスマートフォンを利用している場合は、スマートフォンの紛失などで入退室できなくなるケースがあるため注意しましょう。また、スマートフォンの電池が切れると解錠できなくなる点がデメリットです。

スマートフォン以外に解錠方法がない場合は、スマートフォンの所持や電源管理に注意しましょう。スマートロックの製品によっては、スマートフォンの電池残量が少なくなると、アプリで通知してくれるものがあります。トラブルが起きる前に、サービスの活用をおすすめします。

扉によっては取り付けできない

スマートロックには両面テープなどで後付けできるタイプ工事を行い扉に取り付けるタイプがあります。既存の鍵に取り付けるか、鍵を取り外して設置するかの違いがあり、扉や設置場所によっては取り付けできないため注意が必要です。

例えば、賃貸物件の場合は扉に傷をつけられないケースもあるでしょう。扉にスマートロックの設置工事をすると、場合によっては撤去時の処理に費用がかかる場合があります。賃貸物件の無人内覧にスマートロックを導入する際は、撤去しやすい後付けできるタイプを選ぶと安心です。

もしくは、据付タイプのスマートロックを導入し、入居者が利用できるようにすると、物件価値が上がることも考えられます。スマートロックは設置場所や、目的にに合わせた製品選びをしましょう。

スマートロックを利用した無人内覧とは

フローリングとマンション

従来の内覧では、賃貸物件やモデルハウスに担当者が常駐していたり、内覧時には担当者と利用者が一緒に見て回ったりするのが通例です。一方で、無人内覧はスマートロックを利用して、担当者を介さずに利用者のみで内覧ができるサービスとなっています。

スマートロックを利用した無人内覧では、利用者にあらかじめ内覧する物件に入るための解除方法が伝えられており、内覧当日は利用者のみで物件を見て回れる仕組みです。また、管理者は離れた場所から物件の扉の施解錠を確認できるのが特徴となっています。

無人内覧を実施するメリット

スマートロックを利用し、無人内覧を実施すると得られるメリットをご紹介します。物件の管理者や内覧の担当者の負担が減る点、物件のセキュリティ対策ができる点について詳しくみていきましょう。無人内覧は、内覧にかかる費用や時間の削減につながります。

物件のセキュリティ対策になる

スマートロックを利用した無人内覧では、利用者のみに解錠方法を伝えられる点がメリットです。スマートフォンを利用して無人内覧を行う場合は、鍵の盗難や不正利用のリスクがほとんどなく、部外者の侵入を防げます。

また、利用者の入退室状況を記録できるシステムもあるため、物件のセキュリティ対策にもつながります。よりセキュリティを強化したい場合には、スマートロックだけでなく、室内に監視カメラを設置しましょう。監視カメラを設置する際は、プライバシーの侵害などで問題にならないように、利用者に通知する必要があります。

内覧に必要な人件費を削減できる

無人内覧では、内覧の担当者が利用者の応対をする必要がなくなるため、人件費を削減できる点が大きなメリットです。従来の内覧では、担当者が物件の説明などを行いながら、内覧終了まで利用者の対応をするケースがほとんどでした。無人内覧では内覧にかかる労力や時間を削減できます

また、利用者と担当者が内覧のスケジュールを調整する必要もないため、担当者がほかの業務に時間を割ける点もメリットです。無人内覧の実施は、人件費の削減だけでなく、業務の効率化にもつながります。

無人内覧は顧客満足度アップにつながる!

マンション

無人内覧は物件の管理者だけでなく、利用者にとってもメリットがあります。従来の内覧では、内覧中は利用者と担当者がコミュニケーションをとる必要がありました。しかし、無人内覧では利用者が誰とも会わずに内覧できる点が大きな特徴です。従来の内覧よりも利便性が高いため、顧客満足度アップにもつながります。

利用者が自分のペースで内覧できる

無人内覧では管理業者の担当者が同行しないため、利用者は自由に自分のペースで内覧できる点がメリットです。例えば、誰かに見られていると落ち着かない方、セールストークが苦手な方などがストレスなく利用できます。

また、担当者の都合や営業日などを気にせず、いつでも内覧できる点もメリットです。時間帯に関係なく利用でき、スケジュール調整などの手間がかかりません。仕事の都合でなかなか内覧日を決められない方も安心して内覧日を選べます。

非接触で運用できるため感染症対策になる

無人内覧は、利用者が担当者と接触する必要がないため感染症対策になります。近年では、感染症への意識が高まっているため、無人内覧は現代のニーズに合ったサービスだといえるのではないでしょうか。

また、内覧の利用者によっては、感染症対策のため担当者との内覧を好ましく思わない方もいらっしゃるかもしれません。そのような方にとっても、感染症対策がしっかりとしている無人内覧であれば、安心感を持って利用できます。そのため、無人内覧の実施が企業に対する好感度アップにもつながるでしょう。

アートのクラウド型入退室管理システム「ALLIGATE」

アートが運営するクラウド型の入退室管理システム「ALLIGATE」をご紹介します。クラウド型のため社内にネットワークを築く必要もなく、スムーズに導入できます。また、Web管理ツールを使い、さまざまな機能を利用できるのが特徴です。

また、アートでは24時間365日のサポート体制が充実しています。さらに、故障時の製品保証がついているため、システム導入後も安心して利用できる点がメリットです。「ALLIGATE」の機能について詳しくみていきましょう。

「ALLIGATE」の機能

「ALLIGATE」は、月額制のクラウド型入退室管理システムです。クラウド環境とセットでの提供となるため、スムーズに導入できる点が特徴です。また、IC カードやスマートフォンを利用し、複数箇所の扉へのアクセスを一括でコントロールができます。

入退室管理を円滑にする機能も整っており、オフィスなどでは入退室ログを利用した従業員の勤怠管理ができます。誰がどこに在室中かわかるため、従業員の居場所の特定や、空いている部屋の確認にも利用可能です。

また、設置工事を行うため、設置後は外れる心配のない堅牢なセキュリティを構築可能です。引き戸や自動ドア、ガラス扉などにも設置工事ができるため、さまざまな場所で活用できます。さらに、既存設備を再利用し、低コストでの設置工事も実現できます。

スマートロックの無人内覧で顧客満足度アップと業務の効率化を!

笑顔の女性

近年、増加傾向にあるスマートロックを利用した無人内覧には、管理者と利用者の双方にメリットがあります。スマートロックはスマートフォンのアプリなどを使って解錠でき、遠隔操作も可能なためさまざまな場所のセキュリティ対策に活用できるシステムです。管理者は業務効率化や人件費の削減ができ、利用者はストレスなく内覧できるのが特徴です。

しかし、スマートロックは設置場所や解錠方法によって注意点があります。導入後、スムーズに利用するためは、製品選びの前に注意点をしっかりとチェックしておきましょう。

Q&A

Q:スマートロックを使った無人内覧のメリットは何ですか?

A:管理する側は、物件のセキュリティ対策になったり、内覧にかかる人件費を削減したりできます。

利用者側のメリットは、

Q:スマートロックの導入は簡単ですか?

A:設置場所や製品によって異なります。扉によってはスマートロックを取り付けできない場合もあるため、製品選びの際には注意が必要です。

クラウド型入退室管理「ALLIGATE」

  • ポイント1

    月額制クラウド型入退室管理システムで低コストで導入可能

    ポイント2

    入退室ログを利用した従業員の勤怠管理が可能

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