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在室表示機能

在室表示機能とは

在室表示機能とは、設定したエリアに在室している人をパソコン画面上に表示する機能です。ICカードや生体認証などで入退室時に個人認証を行うことで、そのエリアに在室している人数と在室者を特定する仕組みです。

パソコン画面上で在室している人物の名前や所属・入室時刻・在室時間などの確認ができます。さらに個人ごと、もしくは日にちごとに在室状況のプリントアウトが可能です。エリアごと、そして個人の「居る」「居ない」を見える化できる点がメリットといえます。

また、入室権限を持たない人が、権限を持つ別の人物と一緒に入り込む共連れ入室を行った場合、その部屋に在室していても表示されません。

共連れ退室した場合は、その部屋に存在しないはずの人物が表示され続けてしまいます。入室時の認証記録がない場合は退室を許可しないアンチパスバック機能を利用することで、共連れ退室を防止できます。

在室表示機能の導入例

在室表示機能は、さまざまな場所で活用されています。

会議室・ワークブース

オフィスの会議室やワークブースに在室表示機能を導入することで、現在の空き状況を確認できます。会議室の予約率や利用時間を分析することで、部署による会議時間の長短や空予約の把握が可能です。ワークブースの使用状況がパソコンやスマートフォンから確認できれば、わざわざ足を運んでも空きがないといった無駄足を防げるでしょう。

工場

規模の大きい工場でも、在室表示機能は役立ちます。従来は人探しの際に、工場内を見回る必要がありました。在室表示機能を導入することで在室状況がモニタに表示されるようになり、見回りが不要になります。

大学

大学で在室表示機能を導入することにより、どの部屋に何人いるのかや、誰がどこに座っているのかを把握できます。授業の出席管理にも使用できる点がメリットです。また、教員が研究室に在室しているかを生徒がパソコンでチェックできれば、生徒がわざわざ研究室まで出向いて状況を確認する必要がなくなります。

補足

在室表示機能を導入することで得られる効果について説明します。

まず、在室表示機能を導入することで社内のどこに誰がいるかを、あるいはテレワークで自宅にいるのかを把握できるようになります。

従業員がお互いの状況を共有できるため、相手に応じた連絡手段でコンタクトを取れるでしょう。内線ですぐに連絡が取れるのか、外出中なのか、あるいは会議中につき後で連絡を取る方がよいのかなどの判断ができます。

さらに、過去の履歴から特定の日時に誰がそのスペースにいたかの把握が可能です。万が一、トラブルが発生した際に、早急に原因を突き止められるでしょう。

在室表示機能に関連する用語一覧

セキュリティ
生体認証
共連れ検出
アンチパスバック
ICカード

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