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ターンゲート

ターンゲートとは

ターンゲートとは、回転式のバーを手動で押して通過するゲート装置です。入館口など、人が集中する場所でもスムーズに照合できるため、煩わしさがありません。また、1人ずつしか通過できないため、共連れの防止にも効果的です。

共連れとは、本来入場・入室する権利をもたない人物が、ゲートが開いた隙に不正に侵入する行為を指します。オートロックになっている建物のエントランスで、不審者が不正入館する際に用いられる手口です。また、企業施設の重要区画に侵入し、機密情報を持ち出す手口でもあります。

ターンゲートは、フラッパー式セキュリティゲートに比べて導入費用を抑えられる・設置スペースがコンパクトといったメリットがあります。反面、手動式のため荷物を持っていて手が塞がっていると不便を感じるでしょう。また、車椅子での通行が難しいというデメリットもあります。

また、カード認証により、入退場記録の管理を効率化する効果も期待できます。

ターンゲートの導入事例

ターンゲートは、次のような場所に導入されています。

工場・建設現場

工場・建設現場では、作業員の入退場に利用されるケースが多いです。出入口に設置し、作業者が一人ずつ通過するようにし、共連れ防止に役立てられています。

また、顔認証を利用した完全非接触や、静電チェッカーと連動しチェックをクリアした作業者のみが通過できるようにするなど、さまざまな形で導入されています。

レジャー施設

レジャー施設にも、ターンゲートが導入されています。例えば、受付で入館者用のバーコードが発行され、そのバーコードから使い捨てのQRリストバンドを作るケースです。ゲートにQRリストバンドをかざすと、入退場が可能になります。

温泉施設

温泉施設への入退場を管理するために、ターンゲートを導入した例もあります。券売機と連動しており、発券された入場券にプリントされたQRコードをかざすと入退場が可能になります。

自動で入退場管理ができるようになったため、業務の効率化と人件費削減の効果がありました。

補足

車椅子でも通過できるようにするには、車椅子が通れる通路幅を確保したフラッパー式セキュリティゲートが必要です。

また、可搬性に優れた製品はイベント等での利用に適しています。屋外での使用に耐えられるよう防塵・防水加工が施された製品もあるため、導入場所に応じて選ぶとよいでしょう。双方向入退場が可能なもの、2通路に対応可能なものなど、形態もさまざまです。

なお、ターンゲートは「トライポッドゲート」「回転式セキュリティゲート」とも呼ばれます。

ターンゲートに関する用語一覧

セキュリティ
セキュリティゲート
防犯
顔認証
ICカード
共連れ検出
入退室管理システム

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