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操作表示器

操作表示器とは

操作表示器とは、事務室や管理室などから遠隔操作で電気錠の操作を行う機器です。出入口や玄関まで行く必要がないのがメリットです。電気錠とは、電気的に施錠・解錠する錠前のことを指します。

操作表示器には電源・解錠・開扉の表示ランプがあり、この電気錠の施錠・解錠の操作だけでなく、扉の施解錠状態及び開閉状態の確認が可能です。

多くの操作表示器は、電気錠の動作モードに対応しています。例えば、解錠ボタンで解錠し扉を開閉すると自動施錠するモード、解錠ボタンを押すたびに解錠と施錠を繰り返すモードなどです。

操作表示器の導入例

操作表示器は、さまざまな場所で活用されています。

工場

工場の装置やラインの遠隔操作に操作表示器は有効です。管理者が個々の装置まで足を運ばずに、操作の確認が可能です。立ち入りを制限しているクリーンルームの装置制御にも利用できます。

オフィス

オフィスの入退室管理システムと接続する形で、操作表示器を活用できます。来客があった場合に遠隔で扉を解錠したり、荷物の搬入があった場合に扉を連続的に解錠したりできます。

共用トイレ

病院等で2つの部屋に1つの共用トイレがある場合に、それぞれの部屋から操作表示器で扉の開閉を制御する方法もあります。

具体的には、どちらかの部屋の操作表示器で開ボタンを押すと、その部屋側のトイレの扉が解錠してもう一方の扉は解錠できなくなる仕組みです。このとき両方の部屋に使用中のランプが点灯します。トイレを出て扉を閉めると、自動的に施錠されて使用中ランプも消えます。

補足

操作表示器のボタンには「一回解錠」と「連続解錠」があります。一回解錠とは、事前に設定した時間だけ電気錠が解錠状態になるものです。一方連続解錠は、もう一度ボタンを押すまでの間解錠状態が続きます。

連続解錠は、大きな荷物を運ぶ場合や大人数で移動する場合などに便利です。一回解錠で不便が生じる場合に活用するとよいでしょう。

操作表示器に関連する用語一覧

電気錠
セキュリティ
サムターン
入退室管理システム
タイムスケジュール設定
防犯

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