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電子錠と電気錠の違いは?それぞれの特徴を詳しく解説

  • 電子錠と電気錠の違いは?それぞれの特徴を詳しく解説

    電気錠

  • 2023.10.24

これまでの鍵穴のあるタイプの扉は、ピッキングなどによる犯罪に対応するには限界があります。また、鍵を使用したり接触場所が増えたりすると衛生面で懸念の声があがる場合もあるでしょう。その対策として、オフィスやビル・集合住宅などで電気錠や電子錠の使用が増えています

一方で、電気錠と電子錠の違いがわからず、いざ自社で採用しようにもどれを選べばよいかわからない方も少なくないでしょう。本記事では、電気錠と電子錠のそれぞれの特徴を解説し、メリット・デメリットなどをまとめます。また、電気錠の一種である電磁錠についておすすめの商品も紹介します。電気錠と電子錠の検討をされている方は最後までご覧ください。

給電方法が異なる電気錠と電子錠

電気錠と電子錠は、漢字で見ると似た表現ですが、大きな違いが存在します。いずれも物理的な鍵を必要とせず、施解錠に電気の力を用いる点では同じですが、電気の供給方法が異なります。

具体的には、電気錠は電力を供給する際に配線を利用するのに対して、電子錠は電力の供給に電池を使用します。電力の供給方法が異なるため、配線工事の有無が大きな違いでしょう。ここからは電気錠と電子錠の特徴、メリットやデメリットについてそれぞれまとめます。

電気錠の特徴

電気錠の構造は、電気錠本体・操作部分・制御部分の3つに分けられます。電気錠本体は、通常の錠前と同じように扉やドアに取り付けて使用します。操作部分は、暗証番号を入力したりカードをかざしたりして、ドアの施解錠を指示する装置です。制御部分は、電気錠本体と操作部分を電力的に接続し、指示する電気信号を送信する機材です。

電気錠は、主に次の5種類に分けられます。

  • 通電時解錠型電気錠:通電時は解錠、停電など電力供給が途絶えた場合は施錠
  • 通電時施錠型電気錠:通電時に施錠、停電など電力供給が途絶えた場合は解錠
  • 瞬時通電施解錠型電気錠:通電するたびに施解錠を繰り返す
  • モーター式電気錠:モーターで動き通電のたびに施解錠を繰り返す
  • 電磁錠:電磁石の力で施解錠をする

電気錠のメリット・デメリットについて、詳しく確認しましょう。

電気錠のメリット

電気錠のメリットは、配線により電力を供給するため、電池切れを気にせずに使用ができる点です。また、入退室管理システムやIoT製品との連動ができる高性能なタイプも用意されており、防犯対策や衛生対策以外にも多様な効果が期待できます。

電気錠のデメリット

電気錠を動作させるには配線が必要であるため、設置時に配線工事が必要となります。電力供給元から離れた場所に設置する場合には、工事の費用や工数がかかってしまうため注意が必要です。

ほかにも、電気錠のタイプによっては、建物の停電や配線の断線などにより施解錠ができなくなる場合があり、人が閉じ込められるトラブルが起きる可能性があります。電力供給が断たれたときの動作については事前に確認しておきましょう。また、水の侵入に弱い機種が多いため、屋外の設置には向いていません。

電子錠の特徴

電気の力でドアの施解錠を行う点では、電気錠と同じです。電力源には、一般的に流通している電池を利用するタイプが多いため、電池の入手に困るケースは少ないでしょう。構造は、電気錠本体と操作部分に分けられます。工事不要のタイプもあり、本体部分を両面テープなどで貼り付けて設置し、操作はスマホのアプリから行うものもあります。

電子錠のメリット

電子錠のメリットは、電池で動作するため、配線工事が不要である点です。製品によっては、専門知識がなくても簡単に取り付けられるタイプもあり、手元に届いてすぐ使えます。

また使用している電池も一般に流通しているものが多く、電池残量が少なくなればすぐに交換可能です。電池残量が十分にあれば停電や断線が起こっても利用できるので、人を閉じ込めてしまうなどの問題は生じにくく安心して利用できます。

電子錠のデメリット

電子錠のデメリットは電池が無くなると利用できなくなる点です。電池の残量が少なくなれば、通知してくれる機能を備えたタイプもありますが、気づかずに電池が切れてしまえばトラブルになる可能性もあります。電子錠の種類によっては、元々の物理鍵が使える場合もあるので、電池切れを想定した運用方法について事前に検討が必要です。

また、廉価版の電子錠の場合、インターネットを通じて購入する場合もあるでしょう。規格など十分に確認せずに購入した場合、設置ができないトラブルも起こり得ます。どのような場所に設置するのか丁寧に確認しておきましょう。

電気錠と電子錠両方に当てはまるメリット

ここまで、電気錠、電子錠それぞれの特徴と、メリット・デメリットについてまとめました。ここからは、物理鍵による施解錠と比べた際の電気錠・電子錠の両方に当てはまるメリット・デメリットについて解説します。

1:鍵の携帯が不要となる

電気錠・電子錠は、暗証番号やアプリ・ICカードなどで施解錠を行うため、物理鍵を携帯する必要がありません。物理鍵の場合、鍵を紛失してしまった場合や鍵が壊れてしまった場合に、施解錠ができなくなってしまいます。また、不当に合鍵を作製されてしまう問題も懸念されます。

電気錠・電子錠であれば、物理鍵を使用せずに施解錠が可能であるため、鍵の紛失や偽造などの心配をせずに済むのが大きなメリットの1つです。

2:扉の施解錠を簡便化できる

物理鍵を使った施解錠の場合、両手が塞がっている時など、わざわざ鍵を取り出すのが面倒な場合があります。また、鍵を入れた場所を忘れて、かばんの中やポケットなどを探すのに時間がかかった経験のある方も少なくないでしょう。

電気錠・電子錠であれば、顔認証や指紋認証といった生体認証を用いて施解錠を行えるケースもあり、いちいち荷物を置いて鍵を取り出す手間がありません。建物の出入口だけでなく、荷物の搬出入口にも便利です。

3:防犯対策ができる

電気錠や電子錠には、鍵の閉め忘れを防止するためのオートロック機能を持ったタイプも存在します。例えば、GPS機能を使用して施解錠の出来るアプリをインストールしたスマートフォンが、扉から一定距離を離れると自動で施錠されるタイプの鍵もあり安全です。

また、不正な解錠に対しては、警告音を鳴らしたり、暗証番号の入力を一定回数ミスすると解錠できなくなったりなどの対策が用意されているタイプもあります。さらに、鍵穴が無くても施解錠ができるため、ピッキングなど犯罪行為の防止にも役立ちます。

4:関連システムと連携できる

高機能な電気錠や電子錠であれば、入退室管理システムと連携させ、いつ・だれが・どこに入退室したのかを管理可能です。単純な施解錠だけでなく、人流を管理したい場合に便利です。例えば、貴重品が保管されている倉庫や来客対応などで使用すれば、何かトラブルが生じた際に、あとから人の移動を追いかけられるため有効でしょう。

電気錠と電子錠両方に当てはまるデメリット

電気錠と電子錠に当てはまるメリットを解説しました。一方で、電気錠と電子錠に当てはまるデメリットもあります。導入する前にきちんと理解し、注意するようにしましょう。

1:施解錠ができなくなる場合がある

電気錠や電子錠は電力によって施解錠を行う仕組みです。そのため、停電や配線の断線、電池切れなどで本体への電力供給が停止されると施解錠ができなくなる場合があります。

製品のタイプによって電力供給が断たれた場合の状態が異なり、電力供給が断たれて施錠されたままになるタイプだと、人力での解錠は困難です。必要に応じて物理鍵で施解錠する、予備電源を利用するなどの対策が求められるでしょう。

2:施解錠時にエラーが起きる可能性がある

電気錠や電子錠は、電気信号によって施解錠の指示が行われます。そのため、プログラムの不良や経年劣化などを理由に、施解錠時にエラーが発生する場合があります。動作が正常に行われているか定期的に点検を行い、メーカーが推奨するメンテナンスを行うようにしましょう。また、耐用年数を過ぎた場合には、すみやかに交換するなど安心して利用し続けられる運用が求められます。

3:設置コストがかかる

物理鍵の場合と比べ、配線工事や制御盤の設置などのために工事が必要です。そのため、物理鍵に比べると設置コストが高くなると想定されます。事前に業者に見積もりを取るなどして費用対効果を把握し、適切な電気錠や電子錠を選ぶとよいでしょう。

停電時でも安心!通電時施錠型電磁錠「ゼネロック」

ここまで、電気錠や電子錠に関して、それぞれの特徴やメリット・デメリット、解錠手法についてまとめました。ここからは、小型強力・通電時施錠型で停電時も安心の電磁錠「ゼネロック」を紹介します。電磁錠とは、電磁石の力で施解錠をする電気錠の一種です。

「ゼネロック」の特徴

ゼネロックは、電気が流れるとすると施錠し、電気が切れると解錠する通電時施錠型であるため、災害などで停電が発生しても扉が解錠され閉じ込められる心配がいりません。それでいて、通電時の吸着力は280kgと強力であるため、無理やり扉を解錠するのは困難であり不法侵入対策に適しています。

さらに、モーターやかんぬきといった可動する部品がないので、摩耗故障が生じず長期間にわたって利用できます。 また、小型な形状であるため、扉の切り欠き工事が不要で簡単に取り付け可能です。

ほかの電気錠が取り付けできない扉でも設置可能で、大半のアート製の制御盤に対応しているため、電気錠制御盤及び入退室管理装置での運用ができます

最適な鍵を設置して防犯・衛生対策をしよう

本記事では、電気錠と電子錠に関して、それぞれの特長やメリット・デメリットについて解説しました。いずれも電力を用いて施解錠を行う点は同様ですが、実際に設置するとなると条件が異なります。必要な費用なども異なるため、安易に製品を選ばずに導入実績の多い業者に依頼するとよいでしょう。

電気錠や電子錠の導入についてお考えであれば、事前のヒアリング・提案、導入から運用サポートまでワンストップで対応できるアートへご相談ください。

Q&A

Q:電気錠と電子錠の一番の違いは何ですか?

A:電力の供給方式が異なります。電気錠は配線により電力が供給され、電子錠は電池から電力が供給されます。

Q:停電や電池切れの場合はどうなりますか?

A:電力が断たれた場合、電気錠・電子錠は動作しなくなります。製品のタイプによっては施錠されたままになってしまうため、事前に対応策を検討しておく必要があります。

屋内用電磁錠「ゼネロック」

  • ポイント1

    停電時に解錠されるため災害時も安心

    ポイント2

    280kgの吸着力

    ポイント3

    扉の切り欠き工事が不要

製品の詳細はこちら 

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