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【マンションと戸建て】セキュリティが高いのは?それぞれの防犯対策も紹介

  • 【マンションと戸建て】セキュリティが高いのは?それぞれの防犯対策も紹介

    ホームセキュリティ

  • 2023.12.22

住宅を選ぶ際は、立地条件などに加えて防犯性も気になる方が多いのではないでしょうか。マンションと戸建て住宅では、セキュリティ面の特徴が異なります。また、どのような防犯対策を取り入れるべきか迷う方もいるでしょう。

本記事では、マンションと戸建て住宅のセキュリティについて解説します。また、それぞれに合う防犯対策や、対策する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【マンション・戸建て】防犯性が高く安全なのはどっち?

警察庁のデータでは、住宅への侵入被害は戸建て住宅の方が多いため、マンションは戸建て住宅よりも侵入されにくいといえます。しかし、マンションでも住宅への侵入被害は発生するため、マンションの方が安全とは言い切れません。

また、取り入れている防犯対策によっても防犯性は異なります。住宅選びの際は、住宅の特徴を把握し、防犯性を確認しましょう。さらに、必要に応じて住宅に適した防犯対策を取り入れ、防犯性を強化すると安心して生活ができます。

マンションと戸建て住宅のセキュリティ面の特徴を詳しくみていきましょう。

マンションはセキュリティが充実している物件が多い

近年では、オートロックや防犯カメラなどの防犯設備が充実し、管理人が常駐している高セキュリティのマンションが増えています。しかし、セキュリティが充実しているマンションでも、侵入される可能性がゼロではないため防犯対策は必要です。

例えば、2階以上の高さがある住宅は、侵入しにくいのではないかと安心してしまう方もいるかもしれません。しかし、高層階でも屋上や塀などを利用して侵入されるケースがあるため注意しましょう。

戸建て住宅は侵入口が多いため防犯対策を

戸建て住宅は、マンションよりも扉や窓などの侵入口が多いため、防犯対策がされていない住宅は侵入される危険性が高まります。また、敷地のレイアウトによっては空き巣に狙われやすいため注意しましょう。

例えば、周囲からの目隠しとしても利用できる塀や庭木などは、死角を発生させてしまう場合があります。死角が多い住宅は侵入しやすいため、空き巣の標的になる可能性が高まります。敷地が広い戸建て住宅の場合は、扉や窓だけでなく敷地への防犯対策も必要です。

マンション向けの防犯対策!高層階でも油断は禁物

防犯対策が充実した高層マンションでも、無施錠の玄関やベランダから侵入されるケースが多いため、防犯意識を高める必要があります。オートロックなどのマンションに備わっている防犯設備を過信せず、防犯対策を取り入れて住宅の防犯性を高めましょう。

ここでは、マンション向けの防犯対策を紹介します。防犯意識を高めたり、防犯設備を取り入れたりして、セキュリティを強化する方法をみていきましょう。

対策1.オートロックを過信せず確実に施錠する

エントランスにオートロックがあるマンションでは、安心感から玄関やベランダの窓ガラスを施錠をしない住人もおり、無施錠の玄関から侵入されるケースがあります。

また、部外者がほかの住人と一緒にオートロックを通過し、玄関前まで侵入するケースもあるため注意が必要です。オートロックがあっても油断せず、外出時には玄関や窓ガラスの鍵を必ずチェックし、忘れずに施錠しましょう。

また、4階以上の高層階に住んでいても侵入される可能性があるため、侵入経路になりそうなベランダなどには防犯対策をしましょう。

対策2.ベランダに防犯カメラやセンサーライトを設置する

マンションでは、高層階でも屋上や塀、電柱を利用してベランダから侵入される可能性があります。そのため、ベランダに防犯カメラやセンサーライトを設置すると効果的です。

防犯カメラがあれば、不審人物の顔や行動などを映像で記録できるため、住宅を物色中の空き巣なども発見できる可能性があります。

また、センサーライトには暗がりを照らし、犯罪行為を防ぐ効果があります。ライトが点灯すると周囲からも見えやすくなるため、ほかの住人が不審者に気付き、通報してくれる可能性もあるでしょう。

対策3.ベランダの窓ガラスに防犯フィルムを貼る

ベランダが侵入経路の場合は、窓ガラスを割って侵入されるケースが多いため、窓ガラスに防犯フィルムを貼って対策をしましょう。

空き巣は、短時間で窓ガラスの鍵がある部分を割り、鍵を開けて侵入します。防犯フィルムが貼ってある窓ガラスは、ガラスが割れても飛び散らず、ガラスの除去に時間がかかるため、空き巣に侵入を諦めさせる効果があります。

対策4.マンション向けのセキュリティシステムを導入する

セキュリティシステムには、侵入者を検知すると通知が届いたり、自動で警備会社に通報したりする機能があります。導入する場合は、マンション向けのセキュリティシステムを選びましょう。

セキュリティシステムは、製品によってさまざまな機能があります。なかには警備員が駆けつけるサービスが付いた製品もあるため、一人暮らしで不安な場合や防犯対策に力を入れたい場合は、機能が充実したセキュリティシステムを導入しましょう。

対策5.単身者だと悟られないようにする

単身者や女性が一人暮らしをしているマンションは、警戒すべき住人が少ないため空き巣に狙われやすい傾向があります。自宅を留守にする時間が長い場合は、特にしっかりとした防犯対策が必要です。

例えば、夜間はタイマーで照明が点灯する設定にし、留守を悟られないようにする方法があります。また、ポストに郵便物を溜めたり、洗濯物を干しっぱなしにしていたりすると、長期不在がわかりやすいため注意しましょう。

さらに、女性の場合は女性用の衣服のみをベランダに干していると狙われやすいため、男性物の衣服を干したり、ベランダの物干しを使わないようにしたりして対策をしましょう。

戸建て住宅向けの防犯対策

戸建て住宅は勝手口や窓などがあり侵入経路が多いため、しっかりと防犯対策をしましょう。

ここでは、戸建て住宅向けの防犯対策を紹介します。侵入経路になりそうな場所から対策をしましょう。

対策1.鍵を強化する

先端がギザギザとしている従来の鍵は、ピッキング常習犯であれば簡単に解錠できる可能性があります。鍵の防犯性を高めるためには、ピッキングされにくいディンプルキーに交換しましょう。ディンプルキーは、深さが異なるくぼみが複数あり、ピッキングが難しい仕様の鍵のため、ピッキングを諦めさせる効果があります。

また、補助錠を利用し、扉や窓に2つ目の鍵を取り付ける方法も有効です。鍵を交換したり増やしたりして、侵入経路となる扉や窓のセキュリティを強化しましょう。

対策2.防犯砂利を敷く

防犯砂利は通常の砂利とは異なり、踏むと音が出る仕様です。空き巣が住宅の敷地内に侵入しても、防犯砂利が敷いてあれば音で侵入に気付く可能性があります。

防犯砂利は、侵入されそうな窓やベランダの下、隣の住宅との間などに敷きましょう。住宅と住宅の間は、周囲から死角になりやすいため侵入者が足を踏み入れやすい場所です。

対策3.死角に防犯カメラやセンサーライトを設置する

防犯カメラや人感センサー付きのライトは、侵入者が嫌う防犯対策の1つです。防犯カメラが侵入口に向けて設置されていたり、死角がライトで照らされたりすると侵入が難しいため、空き巣が侵入を諦める可能性が高まります。

防犯カメラやセンサーライトは、周囲から死角になる勝手口や窓などの付近に設置しましょう。また、玄関などの見えやすい場所に防犯カメラを設置し、防犯意識が高い点をアピールする方法もあります。

対策4.窓ガラスに面格子や防犯フィルムを設置する

面格子は、窓の外側に取り付け可能な鉄製の柵です。頑丈で簡単には外れないため、物理的に侵入を防ぐ効果があります。住宅の1階部分の窓に面格子を取り付けると、窓から侵入される確率が低くなるため、侵入経路を減らせます。

また、窓ガラスに防犯フィルムを貼る方法も効果的です。しかし、防犯フィルムを貼っていても、時間をかけて窓ガラスを破壊されるケースがあるため、窓からの侵入を可能な限り防ぎたい場合は、面格子の取り付けを検討しましょう。

対策5.セキュリティシステムを導入する

セキュリティシステムは、警備会社によってサポート内容が異なるため、自宅に合った製品を導入しましょう。例えば、製品の中には侵入者の検知以外に、火災を検知したり緊急通報したりする機能が備わっているものがあります。

また、セキュリティシステムのステッカーを玄関口に貼ると、防犯対策が強化されている住宅である点をアピールできるため、犯罪の抑止につながります

防犯対策を取り入れる際の注意点

マンションや戸建て住宅が賃貸物件の場合は、防犯対策をする前に管理会社や大家に連絡をしましょう。物件によっては、許可なく防犯対策を取り入れるとトラブルになる可能性があるため注意してください。

例えば、工事不可の物件の場合は、扉や窓への加工ができないため、セキュリティシステムの導入などができない可能性があります。賃貸物件で制限がある場合は、管理会社や大家の許可を取ったうえで取り入れやすい防犯対策を選び、住宅のセキュリティを強化しましょう。

マンションや戸建てに合った対策でセキュリティを強化しよう!

マンションと戸建て住宅には、それぞれに適した防犯対策があります。賃貸物件の場合は、実践できる防犯対策が限られる場合があるため注意しましょう。

マンションは、防犯対策が充実している物件が多いですが油断は禁物です。高層階でも空き巣に侵入される可能性があるため、外出時には確実に施錠したり、ベランダへの防犯対策を取り入れたりしてセキュリティを強化しましょう。

また、戸建て住宅はマンションよりも侵入口が多いため、複数の防犯対策を取り入れると安心です。住宅の特徴に合った防犯対策で、防犯性が高い家を目指しましょう。

なお、アートでは、多彩なセキュリティ機能と高い連動性を備えた施設向け入退室管理システム「X-LINE」をはじめ、さまざまなセキュリティソリューションをご用意しております。

Q&A

Q:マンションと戸建て住宅ではどちらが安全ですか?

A:防犯性の高さは物件によります。例えば、防犯対策がされているマンションでも、無施錠などのミスで侵入されるケースがあります。また、戸建て住宅は、マンションよりも侵入の難易度が低く狙われやすいため、複数の防犯対策を取り入れてセキュリティを強化しましょう。

Q:防犯対策を取り入れる際の注意点はありますか?

A:賃貸物件の場合は、防犯対策を実践する前に管理会社や大家に確認が必要です。物件によっては、工事不可の場合もあるため注意しましょう。

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